
美術教育といえば、なにか専門的なことをやる必要があるのではと思いますが、けっしてそうではありません。
家庭内で行う美術教育とは、お絵描き、工作などの遊びです。
お絵描きや工作は、日常生活のなかでさりげなく体験することができる遊びです。
大切なことは、幼児がそれらのことに関心がもてる環境をつくることです。
そして、思いっきり楽しめるようにすることです。
日本の住宅事情では、なかなか広い空間を用意することができません。そうしたなかでも、幼児が遊びに集中できるための配慮は必要ですね。
お絵描きのためには、カレンダーや広告の裏でもいいのです。
幼児が気兼ねなく、いつでもお絵描きできるように、準備をしておきましょう。
また、工作は紙パックやお菓子の空箱などを利用することができます。
折り紙は日本独特の文化ですが、手先が器用になるということもあり大変重宝されています。
ここで、大切なことは、幼児の作品について大人が干渉しすぎないということです。
お絵描きにしても、大人の目からみると明らかに不自然なものもあります。
しかし、細かいことはいわずに、幼児がお絵描きなどに親しむ姿を大切にしたいものです。
また、室内を汚すこともあり後始末や掃除が大変だと考えますが、幼児がのびのびと楽しめるためにも、汚れてもいい環境づくりをしてあげましょう。
幼稚園受験などで、どうしても絵画の技術が問われる場合もあります。
そういった場合でも、無理に形にはめないようにすることが大切です。